ディフェクトローストサンプル　#1

＊これは焙煎トレーニングのために、
カッピング用にサンプルローストした焙煎豆です。
（ふつうのカッピングスタイルでのチェックがおすすめです。ドリップ用挽きめ。）

＊ご注文後に、お客様ごとに焙煎させていただきます。

ikawaで焙煎した豆です。
生豆は、エチオピア・ウォッシュド。
焙煎度合いは、浅煎り付近です。
約３０ｇ×８サンプル
２セッション分あります。


☆セッション１
① アンダー２　【DT 短め】
アンダーディベロップメント。
アストリージェントを強く感じる。
シリアル感。生のナッツ。

② アンダー１　【DT 少し短め】
甘さのボリュームが少ない。
冷めるとフラット。
キャンディグレイン～キャンディマイナス。
若干、アストリージェント（渋い）。
少しウォータリー（水っぽい）。

③ 基準　【DT 基準】
ウェルバランス
キャンディ～キャンディマイナス

④ 基準　【DT 少し長め】
ウェルバランス
キャンディ～キャンディプラス


⑤ オーバー１　【DT 少し長め】
キャンディチョコ～チョコ
アフターテイストにドライを感じる
ミディアムローウエイト。
テクスチャーに少しざらつきを感じる。
スコーチド。

⑥ オーバー２　【DT 長め】
ハーシー。
ざらつく。
ロースト度合いが深い印象。
終始ドライ。



１ハゼまでの焙煎プロファイルを同じにし、ディベロップメントタイム（DT）だけ時間の違いをつけました。

１ハゼから煎り止めは、ほぼ同じ温度（豆温度ではなく釜内温度）でディベロップさせている。

甘さのボリューム。
ボディの質とボリューム。
テクスチャーの違い。
フレーバー、アシディティの形成と喪失。
苦みの度合い。




☆セッション２
2-1基準　【DT時の排気 基準】
ウェルバランス
キャンディ～キャンディマイナス

2-2 【DT時の排気 強め】
若干、アストリージェント。
ウォータリー。
味わいのボリュームが少ない。

2-3　【DT時の排気 弱め】
ドライな印象。
ロースト度合いが深く感じる。

１ハゼまでは焙煎プロファイル同じで、
１ハゼ以降（DT）も同じ時間、同じ温度での煎り止めだが、排気の強さを変更。

排気効率（仕事、釜圧のかかり具合い）と、熱エネルギーのバランスの確認。
その温度帯での化学変化の時間は同じでも、
エネルギーの違いで、化学変化のスピードは変わる。

＊DT=ディベロップメントタイム（1ハゼから煎り止めまでの時間）
＊③と2-1は同じ焙煎豆です